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小学生・中学生がより楽しくサイクルスポーツに取り組むための交流会

2008年3月2日

ご報告

 日頃から京都車連のレースに参加頂いている子どもたちの保護者の方々、選手、大学の研究者の方、学連や連盟関係者など14名の方々がお集まりいただきました。
 まず立命館大学佐藤教授から「ジュニア期のスポーツ指導を考えるために;話題提供」と題してご講演をいただきました。
 先生に講演を依頼した際に、われわれの問題意識として「子どもの発達に応じた適度な負荷(練習量)はどれくらいなのか知りたい」とお願いしたところ、その答えは「『○○歳なら○時間くらいのトレーニングが適当ですよ』と簡単に言えるものではない、どんなスポーツでもデータや経験を積み重ねるなかで最適なトレーニング方法が見いだされてきた、歴史のある欧州の方法を取り入れるのも一つだが、まずは関係者が話し合い経験するなかで何が課題なのかを見つけるところから始めてみては?」この先生のお言葉に気づかされ、そうだ勉強会の前に交流会をやらねばということになりました。
 先生には上記の演題により、身体の発達に応じたトレーニングを考えるための基本的な内容をご講義いただいた。発達の測定方法や、発達曲線(発達の増加率、速度、加速度)のテイクオフ期や最速期とトレーニングの段階移行と関連づけなど、とてもここで書ききれない内容を分かりやすくお話しいただきました。
 そして、身体の発達に応じたトレーニングの開始時期があり、個人差がありますが、6〜7歳頃から神経系の発達期に応じて多様な動きを行うコーディネーション期、9〜10歳で身長の伸びが加速し始める時期からは有酸素系のトレーニングを開始、そして身長の伸びの最速期(ピーク)からはパワー系のトレーニングを開始します。そして、ここからは我々の考えることですが、自転車競技の運動特性に応じながら、これらのトレーニングの開始から7〜8段階で徐々にトレーニングの内容を高めていく、このステップのメニューや次のステップへの移行の時期の見極めを、最初に先生が言われたように、データや経験を重ね分析することで作り上げていくことになります。
 そこで連盟の出番です。保護者や指導者の方々からの情報を集め経験を積み、皆さんとこれから作っていこうということになりました。

 さて、ではどうして情報を集めるか。
 そこで、子ども達へのスクールを通じて自転車のあるライフスタイルを広め、自転車を文化のレベルで高める取り組みを展開する、ウイラースクールジャパンの中島氏(ブラッキーさん)から、その考え方と実際のスクールの様子を紹介いただきました。
 スクールはレースの経験のある子どもから、始めて本格的なスポーツ走行を経験する子どもまで、みんなが楽しめる工夫がされており、トップアスリートも指導に参加することで、子ども達が目標とするロールモデルに直に出会える機会の提供となり、また選手達も子ども達のあこがれの対象であることを実感することで、さらにモチベーションを高める機会となっている。
 このウイラースクールは中島氏がそのほとんどを一人でこなしており、各地域での若いスタッフが取り組みに参画することを期待します。

 最後に時間が短くなってしまいましたが、ご参会いただいた保護者の皆様に一言ずつですが、日頃感じていることなどをお話いただきました。
 いくつかのご意見を拾ってみると、子ども達が自転車と出会うきっかけはお父さんが自転車に乗っていたことにより、一緒に自転車で走るなかでレースにも参加するようになったことが多いようです。
 走行距離などの目安の参考となる情報が無いことについては皆さん苦労されているようですが、子どもさんとコミュニケーションをとりながら、やはり無理をさせない、翌日に疲れが残らないように、などが基本とされています。それでも中学2年生で休日には80〜120辧⊇性で50〜60劼眩るそうです。
 みんな自転車が好き(当然ですが)で、レースのカテゴリーについては、単純に年齢だけで制限を設けず、モチベーションを高めていくためにも上のクラスへチャレンジする機会を摘まないようしてほしいというご意見が大半でした。
 またカテゴリー分けでは、特にロードレースでは自転車の車種によるクラス分けも必要なこと、勝ち負けだけでなく自転車で走ることを楽しめるサイクリング企画の検討や、子どもの頃は自転車だけでなく様々なスポーツにも親しむコーディネーションも大切で、実際学校では水泳やバレーボールといったクラブに所属している子ども達もいます。

 これからも多様なご意見をいただきたいと思います。
 スクールなどの企画、運営はもちろんですが、連盟サイトの掲示版やウイラースクールなど関係者のサイトのリンクによる情報の集約・発進、交流会やスクールの他、レース会場などでも気軽にスタッフに声をかけて頂きお話のできる雰囲気づくりなど、ここから始めて行きます。
 また、保護者、クラブチーム、高体連、学連、実業団(プロチーム)の指導者の縦の交流を進める場も作って行きたいなど課題が見つかり始めた、実り多き交流会でした。

文責;京都府自転車競技連盟 矢野 淳

ご案内

 小学生、中学生がより楽しくサイクルスポーツに取り組めるための交流会 を3月2日(日曜日)9時30分から正午まで、京都駅前のキャンパスプラザ京都で開催します。
 今期関西クロスでは、キッズ、ユースともにますます参加者が増えてきましたように 子ども達を対象としたスクールやレースも増えてきました。京都車連や関西 シクロクロスでも、レースのカテゴリーはこれでいいの?普段の練習は?どんど ん大きくなる子どもの機材確保は?など様々な観点からご意見をいただく、子ど も達のサイクルスポーツへの関わり方について、連盟、保護者、クラブチームな ど関係者による実りある交流会を開きたいと思います。
 立命館大学佐藤教授(体育学)の講演や、ウイラースクールさんなど関係者もあつまり、関係者によるネットワーク構築に向けての第一歩の機会になればなおさら良いかと思います。テーマに関心のあるかたなら誰でもご参加いただけます。 お待ちしています。
参加者募集のご案内

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